前回、長い北海道の冬休みに疲れ切った話をしました。
【前回の記事】
連日スキーやスケートに連れ出して体力を消耗させることも大変だったのですが、何に一番追われていたかというと、
今年はこれ、
小6長男の工作。
北海道の小学校は夏休みと冬休みの長さが同じなので、自由研究・工作にあたる宿題が年に2回あります。
まあ、任意なんですけど、簡単なものでも良いので我が家では何かしら作品をまとめるか作るかしています。
で、今年、長男が選んだお題は
つまようじアート!!
自由研究になかなか手を付けようとしない長男、あれは嫌だ、これも嫌だとブツクサブツクサ、話し合った結果つまようじアートと本人が決めました。
選んだ題材は、
フェルメール
「真珠の耳飾りの少女」
おいおーい、また難しいの選んだな。
”映像のような写実的な手法と光による巧みな質感表現”
とWikipediaに書いてあるよ。
これです。
これ、ちょっと絵を加工してます。
つまようじ1本の太さが2mm、3mmのモザイクでA4にして絵を表現しようとすると、このくらいの粗さになるみたいです。
(作者没後70年を経過しているので、この掲載は著作権の違法にはあたらないと認識しております。)
できるんかな?
よし、小学校最後の作品!!
できるところまでは母もヘルプするから挑戦してみよう!
ということで、画材を買い出し。
計算したところ、使うつまようじの数は5300本!!??
そこから、長男の発注により
母は毎日、つまようじに色を塗り。
長男は毎日、発泡スチロールにつまようじを刺す。
連日、ダイニングテーブルがこんな状態でした。
私は、親が自由研究をサポートすることは有りだと考えています。
全部親がやってあげるわけではないし、力を合わせること、話し合うこと、指示の出し方を学ぶことも大切な学びだと思っています。
力合わせないと、冬休み終わるまであと1週間!!終わらないし。
毎日、
毎日、
スキーから帰って色塗り、
夜な夜な色塗り、
で、完成したのがこちらです!!
※あ、先に
集合体恐怖症の方は見ない方が良いと思います。
5000本のつまようじが密集しております。高解像度の写真だと集合体具合がすごかったので、ちょっと分かりにくいですがボカシますね。
では、
フェルメールをオマージュ!!
(笑わないで~、すごく頑張ったんです。)
最近、オマージュという言葉が気に入ってます!!使ってみたかったー♪
リスペクト、敬意を持ってという意味で作品や人物に使う言葉です〜
やったね!!ようやった!!
5000本のつまようじを完成させた!!
ちょっとホッペぷっくりでかわいいお顔だけど、長男らしい作品になりました。
凹凸を出したり、真珠を強調したりいろいろ工夫をほどこしてます。
途中、製作方針の違いで
無難に設計図どおりに着実に進めたい母
と
原作には寄せなくて良いという長男
が衝突して大喧嘩。
私が頑張って色塗りしたつまようじを、長男が「色が違う」と廃棄したので
ピリピリした空気になったりしました。
でも、
でも、
完成させたね。なんか感動した。
これから先、
もう少ししたら思春期を迎える長男と何かを一緒にやり遂げることなんて、もうないのかもしれない。
大変だったけど、6年間の最後、楽しかった。
ありがとう。
始業式の日、壊れず学校に持って行けたかな~なんて思いながら掃除機をかけていたら、目頭が熱くなりました。
次回、お客様のお片付けの話。
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