「私、エンディングノートの仕事をしています。」と言うと、
かなりの確率で
えっ!!なんか悲しくなっちゃうね。
それって必要?
そうだよね、私もやらなきゃいけないよね。
という、テンション下がり気味な反応をいただきます。
うんうん、そうですよね。
”エンディングノート””終活”って言葉がもう、死ぬことしか連想させないですよね。
確かに、
死ぬ準備なんだけど、死ぬ前にやっておきたいことではあるんだけど、死ぬ準備と思ってやってほしくないんだよな~
と、私は思っています。
エンディングノートとは、自分の気持ちや情報を書き記しておくノートで、高齢でも若くても書いておくと自分の万が一の場合に、意思を伝えることができます。
遺言とは違うの?
遺書じゃだめなの?
という疑問もあるかと思います。
エンディングノートは、遺書とは違って最期の言葉をつづるものではなく、
自分の人生を振り返り、これからをどう生きたいという意思の確認をすることもできるノートです。
そのお話は、また近々改めて。
何でエンディングノートを書いておいた方がいいの?と聞かれると正直、私は上手く答えられません。
「残された家族が困らないための気持ちとモノの整理、確認作業です。」
「今の自分の気持ちと持ち物を確認して、これからを活き活きと生きるために。」
って、なんとも体裁っぽく、お伝えすることはできます。
でも、必要性が伝わらないですよね。
ただ、私は母が、最期を迎えるために入院した時、母がどこに何を持っているのか母がどうしてほしかったのかを分からずとても後悔しましたし、悲しく思いました。
そして、
もし私が今、急に死んでしまって家族に言い残しておきたかったことや残しておかなかったことがあったら、きっと後悔すると思うのです。
終活とは「気持ちとモノの整理」と私は考えていて、大切なのは今まで胸に秘めていたかもしれないその気持ちを、最終的には誰かに”伝える”ということです。
その手段がエンディングノートなのかな、
と、私は思っています。
次回「私がエンディングノートを書いた日」
の話です。
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